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Windows10への無料アップグレードの進め方が、消費者の選択の権利を強引に奪うものとして、日本マイクロソフト(株)へ、「要請書」を送付していましたが、回答書が届きました。
2016.07.06(No.10000621)
 日本マイクロソフト(株)が進めているWindows10への無料アップグレードに関し、当団体に消費者からの情報提供があり、この情報を検討した結果、同社の行為が、消費者の選択の権利を強引に奪うものとして、2016年6月13日付で、同社に対して、「要請書」を送付していましたが、2016年7月6日付で、「回答書」が届きました。
 なお、本「要請」は、消費者契約法第12条に基づくものではなく、消費者団体としての任意の要請です。また、案件の規模と重要性を鑑みて、本「要請」および「回答」については、公開の方式で行っています。

【要請の主旨】
 Windows7、同8.1に表示される、Windows10へのアップグレードに関し、ユーザーに対しアップグレードを回避する方法を分かりやすく表示することを要請しました。
 また、アップグレードを複数回拒否したユーザーに対する、Windows10へのアップグレードを勧めるダイアログボックスの再表示の中止を要請しました。
【回答の主旨】
 同社より以下の回答がありました。
(1)すでに、2016年5月12日から配布を開始したWindows7の更新プログラム以降は、パソコンの画面上に大きくWindows10へのアップグレードに関する通知が表示されるとともに、当該通知において、「ここをクリックすると、アップグレードのスケジュールを変更、またはアップグレードの予定をキャンセルできます」というリンクが明示され、当該リンクをクリックしてアップグレードの予定を取り消すことで、Windows10へのアップグレードを回避することができる。また、同社のホームページ上でも、Windows10へのアップグレードの予定の取り消しについて情報提供している。
(2)さらに、2016年7月1日より、新しい通知の提供を開始している。新しい通知の内容は、「今すぐアップグレード」、「日時を指定」、「無償アップグレードを辞退する」のいずれかの選択肢を、より簡単に選べるようにしている。また、新しい通知の右上の「×」を選んだ場合、アップグレードの予約は設定されないようになっている。
(3)上記の表示とあわせて、同社ウエブサイト等を通じたご案内をさらに充実させたり、お客様へのサポート体制をより強化することで、ユーザーの皆様にとってわかりやすいように進めて参りたい。
 
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